多くのナチスによって破壊された地域や、強制収容所の映像を見て、あらためて絶句した。

人間が、あんなにも無意味な無体な破壊と殺戮ができるということを思うと、人間って何だろうと暗澹とした気持ちになる。

もちろん、ナチスだけが悪いわけじゃないかもしれない。
イギリスやアメリカだって無差別爆撃をドイツや日本に行っているし、日本には闇金相談 兵庫原爆まで投下した。
ソビエトだって、ポーランドには随分無体なことをしているし、自国内での粛清もはんぱじゃなかった。
日本も、731部隊など、ナチス並の悪魔的なことをしでかしている。

しかし、やっぱり、ニュルンベルク裁判を見ていると、ナチスというものは、本当に異常な、常軌を逸した現象だったように思われる。
ナチスの高官が、「三百万人のユダヤ人を殺したというのに間違いはありませんか?」と裁判でたずねられて、「いいえ、たったの二百万人だけです」と答えていたのには、その感覚の麻痺に、本当に暗澹たる気持ちになった。
そう、ナチズムには、圧倒的な感覚の麻痺やモラルの麻痺という現象が終始つきまとっていると思う。
その感覚の麻痺は、なんだか、治癒不能だったようにすら思われる。

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