表題に公的年金と愛国心を並べて書いたが、国家が国民の生活や老後に安心できる保障を与えるということと、

『お国のために働いて良かった・国が国民の奉仕に確実に報いてくれるという信頼感』はかなり密接な関係を持っているようにも感じるからである。
亡くなった祖父は大東亜戦争のビルマ戦線に従軍した経験を持つ戦中派で、現地での戦闘・敗戦の混乱や上海経由の引き上げで随分つらい思いもしたよ うだが、天皇崇拝や国家主義といった少年期から刷り込まれた価値観は変わることがなく、老年期になってからも『一旦緩急あれば義勇公に奉じ、以って天壌無 窮の皇運を扶翼すべし』の教育勅語のような思いを時に語っていた。
それは大正期~昭和初期の国民教育や戦争の時代の影響とも言えるが、そういった愛国心を補強する要因の一つに、国家が徴兵して戦争で苦しんだ軍人 に経済的に報いた『軍人恩給』もあり、祖父は戦地から引き上げてきて生活が苦しかった時代にビルマに派遣されていた証拠や当時の日記を集めて貰えた恩給を 『国のために生命をかけて戦ったことを天皇陛下が認めてくださった証(恩賜)』のように解釈していたようだ。

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